デート中に「早く帰りたい」と思ったこと、正直にありますか。相手との会話が盛り上がらない、想像していた雰囲気と全然違う、なんとなく居心地が悪い。そんな時、あなたならどうしますか。我慢して最後まで付き合う?それとも、何か理由をつけて早めに切り上げる?
実は、この「早く帰りたい」という感覚は、多くの人が経験していることなんです。でも、相手を傷つけたくない、失礼だと思われたくない、次につながらなくなるかもしれない。そんな不安から、無理をして我慢してしまう人も多いのではないでしょうか。
今日は、デート中に早く帰りたくなった時の対処法について、具体的な言い訳から、本当に大切な心構えまで、じっくりお話ししていきたいと思います。もしかしたら、今まさにそんな状況に悩んでいる人もいるかもしれませんね。
早く帰りたくなる瞬間
まず、どんな時に「早く帰りたい」と思うのでしょうか。理由は人それぞれですが、いくつか典型的なパターンがあります。
一つ目は、会話が全く盛り上がらない時です。相手が自分の話ばかりして、こちらの話には全く興味を示さない。あるいは、共通の話題が見つからず、沈黙が続いてしまう。こういった状況では、時間が経つのが異常に遅く感じられますよね。
二つ目は、相手の態度や行動が不快に感じる時です。店員さんへの態度が横柄だったり、スマホばかり見ていたり、約束の時間に大幅に遅れてきたのに謝罪もなかったり。こういった行動を見ると、「この人とはもう会いたくない」と思ってしまうのは当然のことです。
三つ目は、単純に疲れている時です。仕事で疲れていたり、体調が優れなかったり、あるいは最近忙しくて睡眠不足だったり。本来なら断るべきだったデートを、断りきれずに来てしまった結果、早く帰って休みたいと思ってしまうのです。
そして四つ目は、なんとなくフィーリングが合わない時です。理由ははっきりしないけれど、一緒にいて居心地が悪い。会話は普通にできているし、相手も悪い人ではない。でも、何か違う。こういった感覚的なものも、早く帰りたくなる大きな理由の一つです。
体調不良という万能カード
さて、実際に早く帰りたくなった時、どんな言い訳が使えるのでしょうか。最も一般的で、受け入れられやすいのが「体調不良」です。これは、古典的ではありますが、今でも非常に有効な方法です。
「ちょっと頭が痛くなってきて」「お腹の調子が悪くて」「めまいがして」といった表現は、相手も無理に引き止めにくいため、スムーズに帰ることができます。特に女性の場合は、「生理痛で」という理由も使えます。これは男性も深く追求しにくい理由なので、効果的です。
ある女性の体験談があります。彼女は、マッチングアプリで知り合った男性と初めてのデートをしました。写真の印象とは全く違う雰囲気で、しかも会話が全く続かない。相手は緊張しているのか、ほとんど黙ったままで、彼女が話しかけても「はい」「いいえ」の短い返事しか返ってこなかったそうです。
カフェで向かい合って座っている時間が、まるで拷問のように感じられたと彼女は語ります。30分ほど経った頃、もう限界だと思い、「すみません、さっきから頭が痛くて。今日は早めに帰らせてください」と伝えました。
相手は「大丈夫ですか。薬買いましょうか」と心配してくれましたが、彼女は「大丈夫です。家で休めば治ると思うので」と丁寧に断り、その場を後にしました。相手を傷つけることもなく、気まずい雰囲気になることもなく、スムーズに帰ることができたそうです。
ただし、この方法には注意点もあります。あまりにも頻繁に使うと、「いつも体調が悪い人」という印象を与えてしまったり、嘘がバレてしまったりする可能性があります。また、本当に相手のことを好きで、今後も会いたいと思っているなら、この方法は使わない方が賢明です。後々、「あの時は本当に体調が悪かったんです」と説明しても、疑われてしまう可能性がありますから。
明日の予定という現実的な理由
二つ目の有効な言い訳は、「明日の予定」です。「明日は朝早くから大事な会議があって」「明日、家族と約束があって」「明日は試験があるので、早く帰って準備しなければ」といった理由は、相手も納得しやすいものです。
この方法の良いところは、相手との関係を完全に断つわけではないというメッセージを伝えられることです。「今日は楽しかったけれど、明日の予定があるから」というニュアンスで伝えることで、相手を傷つけずに済みます。
ある男性の体験談です。彼は、友人の紹介で知り合った女性とデートをしました。友人からは「すごく良い子だよ」と聞いていたのですが、実際に会ってみると、価値観が全く合わないことがわかったそうです。
彼女は、デート中にずっとSNSのことや、フォロワー数のこと、どうやって「映え」る写真を撮るかという話ばかりしていました。彼は、そういったことにあまり興味がなく、会話に全くついていけませんでした。しかも、食事中も何度も写真を撮って、食事が冷めてしまうほどでした。
2時間ほど経った頃、彼は「そういえば、明日早朝から出張で、まだ準備が終わっていなくて」と言い訳をしました。実際には出張の予定はなかったのですが、この言い訳によってスムーズに帰ることができたそうです。
彼は後に、「嘘をつくのは気が引けたけれど、あの場ではそれが最善の方法だった」と振り返っています。友人の紹介だったこともあり、相手を傷つけないように配慮する必要があったのです。
ただし、この方法も、相手が「じゃあ、もう少しだけ」と引き止めてくる可能性があります。そういった時のために、「本当に帰らないとマズイんです」という雰囲気を出すことが大切です。携帯電話を見て焦った表情をするなど、演技力も少し必要かもしれません。
家族という切り札
三つ目の方法は、「家族の事情」を理由にすることです。「母から電話があって、急用ができたみたい」「弟が体調を崩して、看病しなければならない」「祖母の様子を見に行かなければならない」といった理由は、相手も深く追求しにくいものです。
この方法の利点は、緊急性と正当性を同時にアピールできることです。家族のことは、デートよりも優先されるべきだという社会通念があるため、相手も理解を示しやすいのです。
ある女性は、合コンで知り合った男性と2回目のデートをしていました。1回目のデートは楽しかったのですが、2回目のデートで相手の本性が見えてしまったそうです。お酒が入ると人が変わったように話が大きくなり、自慢話ばかりになってしまったのです。
彼女は、「この人とはもう会いたくない」と思いましたが、直接的にそう伝えるのは難しい状況でした。そこで、トイレに行くふりをして、友人に「今から電話して」とメッセージを送りました。そして、友人から電話がかかってきたふりをして、「え、お母さんが?わかった、すぐ帰る」と演技をしたのです。
席に戻って「母が体調を崩したみたいで、すぐ帰らなければならなくなりました」と伝えると、相手も「それは大変だ。早く帰ってあげて」と理解を示してくれました。彼女は無事に帰ることができ、その後、相手からの連絡は丁寧に断ったそうです。
ただし、この方法にも注意が必要です。あまりにも大げさな嘘をついてしまうと、後々矛盾が生じる可能性があります。また、相手が「送っていくよ」と言い出したり、「お母さん大丈夫?」と後日心配のメッセージを送ってきたりすることもあります。その時にも一貫した説明ができるよう、事前にストーリーを考えておく必要があるかもしれません。
正直に伝えるという選択肢
ここまで、様々な言い訳の方法をご紹介してきました。でも、実は最も大切なことは、状況によっては正直に伝えることも必要だということです。嘘をつき続けることは、長期的に見れば自分にとっても相手にとっても良いことではありません。
もちろん、初対面のデートで「あなたとは合わないので帰ります」とストレートに言うのは、あまりにも失礼です。でも、例えば相手の態度があまりにも失礼だった場合、はっきりと不快感を伝えることも時には必要です。
ある女性は、デート中に相手が店員さんに対して横柄な態度を取るのを見て、我慢できなくなったそうです。「すみません、私、そういう態度を取る人とは一緒にいたくないので、帰ります」とはっきり伝えて帰ったと言います。
後日、その相手から「あの時は反省しました。自分の態度が悪かったです」というメッセージが来たそうです。彼女の正直な言葉が、相手に自分の行動を見直すきっかけを与えたのです。もちろん、その後二人が付き合うことはありませんでしたが、少なくとも相手にとっては成長の機会になったはずです。
また、体調が本当に悪い時は、素直にそう伝えることも大切です。無理をして我慢して、後で体調を崩してしまったら元も子もありません。「実は、今日は少し体調が優れなくて。楽しみにしていたのに申し訳ないけれど、また改めてゆっくり会いたいです」と正直に伝えれば、相手も理解してくれるはずです。
相手への配慮を忘れずに
デートを早く切り上げる時、最も大切なのは相手への配慮です。どんな理由であれ、相手はあなたとの時間を楽しみにして、準備をして、時間を作ってくれたのです。その気持ちを踏みにじるような態度は避けるべきです。
例えば、帰る理由を伝える時の表情や態度にも気をつけましょう。明らかに嬉しそうな顔で「帰ります」と言ったら、相手は傷つきます。申し訳なさそうな表情で、丁寧に理由を説明することが大切です。
また、帰る前に「今日はありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えることも忘れずに。たとえ楽しくないデートだったとしても、相手が時間を作ってくれたことへの感謝は伝えるべきです。
ある男性は、デートを早く切り上げる時、必ず「楽しかったです。また機会があれば」という言葉を添えるそうです。実際にはもう会うつもりがなくても、その場では相手を傷つけない配慮を心がけているのです。「社交辞令だとわかっていても、その場で否定されるより、後から自然にフェードアウトする方が、お互いにとって楽だから」と彼は説明します。
予防という最善の策
実は、デート中に早く帰りたくなる状況を避ける最善の方法は、予防です。つまり、デートを受ける前に、本当にその人と会いたいのか、会う時間があるのか、体調は万全なのかを確認することです。
気が進まないデートを断りきれずに受けてしまい、当日になって「やっぱり行きたくない」と思う。こういったパターンは意外と多いのです。でも、前日に「ごめんなさい、都合が悪くなってしまって」と断る方が、当日デート中に言い訳をして帰るよりも、お互いにとって良い結果になります。
また、初めて会う相手とのデートは、最初から短時間に設定しておくのも一つの方法です。「この日は他にも予定があるので、1時間くらいしか時間が取れないのですが、それでもよければ」と最初から伝えておけば、途中で帰る言い訳を考える必要もありません。そして、もし相手が良い人で楽しければ、「もう少しだけ一緒にいませんか」と延長すればいいのです。
ある女性は、マッチングアプリで知り合った人とは、必ず最初は「カフェで1時間だけ」というルールを設けているそうです。「時間が限られていると思うと、お互いに集中して会話ができるし、もし合わなくても短時間で済む。合えば延長すればいいだけだから」と彼女は説明します。この方法で、無駄な時間を過ごすことも、気まずい思いをすることも減ったと言います。
自分の気持ちに素直になる
最後に、一番大切なことをお伝えします。それは、自分の気持ちに素直になることです。早く帰りたいと思うのは、悪いことではありません。無理をして我慢することが、必ずしも正しいわけではないのです。
もちろん、相手への配慮は必要です。でも、自分の気持ちを無視して、ひたすら相手に合わせることが美徳だとは限りません。デートは、お互いが楽しむべき時間です。片方だけが我慢している関係は、健全とは言えません。
早く帰りたいと思った時、それは何かのサインかもしれません。この人とは合わない、今は恋愛する気分じゃない、もっと自分の時間を大切にしたい。そういった自分の本当の気持ちに気づくきっかけになるのです。
ある女性が言っていました。「以前は、デートを断ったり、途中で帰ったりすることに罪悪感を感じていた。でも、今は違う。自分の時間は有限で、大切なもの。本当に一緒にいたい人とだけ、時間を共有すればいいと気づいた」と。
彼女のこの言葉には、深い真実が含まれていると思います。私たちの時間は限られています。義務感や罪悪感から、つまらないデートに時間を費やすよりも、自分が本当に大切だと思う人や、自分自身のために時間を使う方が、よほど有意義ではないでしょうか。