彼氏が飲み会ばかりで全然会えない。そんな状況にイライラしているあなたの気持ち、本当によくわかります。きっと今このブログを読んでいるということは、毎週のように繰り返される「また飲み会?」という会話に、心の底からうんざりしているのではないでしょうか。
私自身も、以前付き合っていた人との関係で全く同じ悩みを抱えていました。あの頃を思い出すと、今でも胸がざわざわしてしまいます。週に3日、いや、ひどい時は4日も飲み会に行く彼。平日はもちろん、せっかくの休日も「昨日飲みすぎて頭が痛い」と言って一日中寝ている姿を見ながら、「私って一体何なんだろう」と虚しくなった夜が数え切れないほどありました。
最初の頃は理解しようと努力していたんです。「社会人だから、お付き合いも大変よね」「仕事のストレスもあるし、たまには発散しないと」なんて、自分に言い聞かせていました。でも、その「たまには」が毎週続くと、さすがにおかしいんじゃないかって思い始めるんですよね。
特に辛かったのは、約束を直前になってキャンセルされることでした。「今日は早く帰れるから、一緒に夕飯食べよう」って朝に言われて、楽しみにして待っていると、夕方になって「ごめん、課長が急に飲みに誘ってきて断れなくて」という連絡。こういうことが続くと、もう約束自体を信じられなくなってしまうんです。
「課長が無理やり連れて行った」「断れない雰囲気だった」「今日だけは特別」…。聞き飽きた言い訳の数々に、だんだん腹が立ってきて、最後の方は「あ、はい、そうですか」としか答えられなくなっていました。本当は「私との約束より、急な飲み会の方が大切なの?」って叫びたかったのに、それを言ったら「重い女」って思われそうで我慢していたんです。
さらに厄介だったのが、酔っ払った状態での深夜の連絡でした。午前2時頃に「会いたいよ~」「愛してる」なんてメッセージが送られてきて、その時は「あ、私のこと思い出してくれてるんだ」って嬉しくなってしまうんです。でも翌日会うと、「昨日メールした?覚えてないや」なんてそっけない態度。この温度差が本当にしんどかったです。
酔った時の甘い言葉と、シラフの時の冷たい態度。どちらが本当の彼なのかわからなくなって、自分が求めているのは酔っ払った彼との関係なのかって、情けなくなったこともありました。お酒の力を借りないと素直になれない人との将来を考えた時、不安でいっぱいになったんです。
そして何より腹が立ったのが、金銭面での不公平感でした。「今月はちょっと厳しいから、外食は控えめにしよう」なんて言っておきながら、飲み会では平気で3万円も4万円も使っている。私が「たまには美味しいお店に行こうか」って提案すると「今は節約中だから」って言うくせに、飲み会の誘いは絶対に断らない。
この矛盾に気づいた時、なんだかすごく馬鹿にされてる気分になったんです。私とのデートはケチって、仕事の人との飲み会にはお金を惜しまない。その優先順位の付け方に、自分の存在価値を疑ってしまいました。
転機が訪れたのは、私の誕生日の出来事でした。一週間前から「誕生日は絶対に空けておくから、どこか美味しいお店を予約しておいて」って言われていて、私もワクワクしながら準備していたんです。ところが当日の夕方、「ごめん、部長が急に送別会を開くことになって、どうしても参加しないといけない」という連絡が来ました。
その瞬間、積もり積もった不満が一気に爆発したんです。「私の誕生日なのに、また飲み会優先なの?」って電話で叫んでしまいました。すると彼は「そんなこと比べるなよ。誕生日なんて別の日でもいいじゃん」って言い返してきて、さらには「仕事関係の付き合いの方が大事に決まってるだろ」って逆ギレされてしまったんです。
その時に、はっきりと悟りました。「この人とは未来がない」って。誕生日を「別の日でもいい」って簡単に言える人と、この先も一緒にいたいと思えなくなったんです。私にとって特別な日が、彼にとってはその程度の価値しかない。それが現実だったんですね。
別れる決意を固めた後で、共通の友人から聞いた話があります。実は彼、職場でうまくいってなくて、上司からも同僚からも信頼されていない状況だったそうです。それで、お酒の力を借りて無理やりコミュニケーションを取ろうとしていた、というのが真相でした。
つまり、飲み会に頻繁に参加するのは楽しいからではなく、むしろ「寂しさを紛らわすため」だったんです。仕事がうまくいかない焦り、人間関係の悩み、将来への不安。そういったものを全部お酒で誤魔化そうとしていたんですね。
この事実を知った時、怒りよりも哀れみのような感情が湧いてきました。でも同時に、「だからといって私が犠牲になる必要はない」とも思ったんです。彼の問題は彼が解決すべきことであって、私がずっと我慢し続ける理由にはならないって。
恋愛関係において、相手の問題行動の背景を理解することは大切です。でも、理解することと受け入れることは別物です。相手がストレスを抱えているからといって、こちらがストレスを溜め続ける必要はないんです。
あなたの彼氏も、もしかしたら似たような状況にあるのかもしれません。表面的には楽しそうに飲み会に参加しているように見えても、実は何かから逃げているだけかもしれない。でも、それを確かめるためには、まず冷静に話し合う必要があります。
もしまだ関係を続けたいと思うなら、いくつかの対策を試してみることをお勧めします。まずは「週に何日は飲み会なしでデートする」というルールを決めることです。例えば「週に2日は必ず二人の時間を作る」「月に一度は丸一日一緒に過ごす」など、具体的な約束を交わしてみてください。
ただし、このルール作りは彼の同意があってこそ成り立ちます。一方的に押し付けても反発されるだけです。「私たちの関係をもっと大切にしたいから、一緒に時間を作るためのルールを決めませんか?」という提案の仕方をすると良いでしょう。
次に、酔って帰宅した夜の対応を変えてみることです。酔っ払った彼の相手をするのではなく、別室で過ごすようにする。これは自分のイライラを防ぐためでもあります。酔った状態の人とまともな会話はできませんし、翌日覚えていないような状況で話し合っても意味がありません。
そして最も重要なのが、「将来どうしたいか」を真剣に話し合うことです。お互いが求めている関係性は何なのか、どんな将来を描いているのか。飲み会の頻度も含めて、生活スタイルについてしっかりと議論する必要があります。
この話し合いをする時は、感情的にならないよう注意してください。「あなたは飲み会ばかりで」と責めるのではなく、「私はもっと二人の時間が欲しい」と自分の気持ちを伝える。相手を攻撃するのではなく、自分の希望を共有するという姿勢が大切です。
しかし、どんなに話し合っても彼が変わる気がない場合もあります。「飲み会は仕事の一部だから仕方ない」「今更生活スタイルは変えられない」と言われたら、あなたがこれ以上我慢し続ける必要があるのか、真剣に考えてみてください。
恋愛関係は、お互いが歩み寄って築くものです。一方だけが我慢し続ける関係は、健全ではありません。あなたが求めている愛情表現や時間の使い方を、彼が理解しようとしないのであれば、それは相性の問題かもしれません。
私の場合、別れてから振り返ってみると、あの選択は正解だったと心から思います。その後出会った人は、二人の時間を大切にしてくれる人でした。もちろん仕事の付き合いで飲みに行くこともありますが、事前に相談してくれるし、私との約束がある時は断ってくれます。
「そんな人は滅多にいない」と思うかもしれませんが、実はそうでもないんです。相手を尊重し、関係を大切にしようと思っている人なら、自然とそういう行動を取るものです。逆に言えば、それができない人は、まだ恋愛関係を築く準備ができていないのかもしれません。
飲み会ばかりの彼氏にイライラしているあなたへ。まずは「なぜそんなに飲みに行くのか」本音を聞いてみてください。そして、あなたが求めている関係性について正直に話してみてください。その結果、彼が変わろうとしてくれるなら、関係を続ける価値があります。