マッチングアプリで会話を盛り上げ自然に話題を広げるコツ・具体的なトーク例

スマホの通知音に心臓が高鳴る—マッチングアプリで素敵な人とマッチした瞬間、誰もが味わう感覚ではないでしょうか。でも、その高揚感も束の間、「最初のメッセージ、何を送ろう?」という壁にぶつかることも。さらに、せっかく会話が始まっても、「次は何を話せばいいんだろう…」と悩み、結局、消えゆく関係になってしまった経験はありませんか?

先日、友人の涼子から聞いた話です。「マッチングアプリで素敵な人と出会ったんだけど、3往復くらいで会話が続かなくなっちゃって…。何を話せばよかったんだろう」。彼女だけでなく、私自身も含めて多くの人が経験するこの「会話の壁」。実はこれを乗り越えるコツさえ知っていれば、メッセージはもっと自然に、楽しく続けられるのです。

今日は、マッチングアプリで会話を盛り上げ、自然に話題を広げるテクニックを、具体的なトーク例と実際の体験談を交えてご紹介します。「次のメッセージが思い浮かばない…」というマッチングアプリあるあるを、今日で卒業しましょう!

会話が続かない本当の理由 〜心理学から見た対話の秘密

まず、なぜマッチングアプリの会話が続かないのか、その心理メカニズムを理解することから始めましょう。これを知れば、解決策も見えてきます。

リアルな会話とデジタル会話の決定的な違い

対面での会話では、言葉以外にも表情、声のトーン、身振り手振りといった「非言語コミュニケーション」が豊富に存在します。しかし、テキストメッセージではこれらがすべて失われるため、相手の反応や感情を読み取るのが難しくなるのです。

心理学者のアルバート・メラビアンによれば、人間のコミュニケーションにおいて言葉が伝えるのはわずか7%、残りは声のトーン(38%)と表情や身振り(55%)だと言われています。つまり、テキストだけでのコミュニケーションでは、本来の伝達手段の大部分を失っているのです。

そのため、「何を言うか」だけでなく「どう言うか」にも工夫が必要になります。絵文字や言葉選びで、失われた非言語要素を補う必要があるのです。

「一問一答」の落とし穴

マッチングアプリでよく見られるのが「一問一答」の会話です。

「休日は何してるの?」 「映画を見ることが多いかな」 「どんな映画が好き?」 「アクション映画が好きです」

…この先、どう続ければいいでしょう?質問→回答→質問→回答…というパターンでは、どこかで行き詰まってしまいます。なぜなら、これは「インタビュー」であって「会話」ではないからです。

良い会話とは「キャッチボール」のようなもの。ボールを受け取り(質問に答え)、少し自分の色を加えて(自己開示)、また相手に投げ返す(新たな質問や話題)。この循環が生まれると、会話は自然と続いていきます。

では、具体的にどうすれば良いのでしょうか?ここからは実践的なテクニックをご紹介していきます。

会話を広げる3つの黄金ルール 〜対話の循環を作る基本技術

会話を長続きさせるためには、以下の3つのルールを意識すると効果的です。これは対面での会話にも通じる普遍的なテクニックです。

  1. オープンクエスチョンで質問する

クローズドクエスチョン(Yes/Noで答えられる質問)ではなく、オープンクエスチョン(「どんな」「なぜ」「どのように」で始まる質問)を使いましょう。

例えば、「映画は好きですか?」と聞くより、「休日はどんな風に過ごすことが多いですか?」と聞く方が、相手は多くの情報を共有できます。

私の体験談ですが、以前マッチングした方に「休日は何してますか?」と聞かれて「映画を見ることが多いです」と答えたところ、次に「どんな映画が好きですか?」と返ってきました。単調なやり取りに感じてしまい、だんだん返信するのが億劫になっていったことがあります。

一方、別の方からは「休日の過ごし方って、その人の本質が出ますよね。どんなふうに過ごすのが理想ですか?」と聞かれたことも。この質問なら、好きな映画の話だけでなく、「理想は自然の中でのんびり過ごすことなんですが、実際は映画を見てリラックスすることが多いです」など、より多面的な自分を表現できました。

オープンクエスチョンは相手の思考を刺激し、より深い会話へと誘うのです。

  1. 相手の発言を深掘りする

会話を広げる最も効果的な方法は、相手が話したことに興味を持ち、掘り下げることです。「それってどういうこと?」「なぜそう思ったの?」「もっと詳しく聞かせて」といった言葉で深掘りすると、会話は自然と深まります。

友人の健太(33歳)の成功例がわかりやすいでしょう。彼がマッチングした女性が「最近料理にハマってる」と言ったとき、単に「何作るの?」とは聞かず、「料理を始めたきっかけは何だったの?」と尋ねたそうです。すると相手は「コロナ禍でお店に行けなくなって、好きなラーメンが食べられなくなったから自分で作り始めたんだ」と答え、そこから外食文化やコロナ禍での生活の変化など、話題が広がっていったとのこと。

深掘りすることで、表面的な「何」だけでなく、背景にある「なぜ」を知ることができます。そして「なぜ」を知ることで、相手への理解が深まり、共感の土台が築かれるのです。

  1. 自分のエピソードを少し混ぜる

質問ばかりでは尋問のようになってしまいます。適度に自分の経験や考えを共有することで、相手も安心して話せるようになります。これを心理学では「自己開示の互恵性」と呼びます。相手が自己開示すればするほど、こちらも自己開示したくなる現象です。

ただし、長々と自分の話をするのはNG。特に初期段階では「3対7の法則」を意識してみてください。自分の話は3割程度に抑え、相手の話を7割聞く姿勢です。

私がマッチングアプリで仲良くなった人との会話を振り返ると、「私も同じような経験があって…」と短く自分の体験を話した後、「あなたはその後どうしたの?」と相手に話を戻すパターンがうまくいくことが多かったです。

自分の話も適度に混ぜることで、「質問攻め」にならず、自然な会話の流れが生まれるのです。

シチュエーション別トーク例 〜具体的な会話の広げ方

では、マッチングアプリで最もよくある状況別に、実際の会話例を見ていきましょう。ここで紹介するのは、実際に成功した会話パターンです。

プロフィールから話題を広げる場合

相手のプロフィールは、会話の宝庫です。特に趣味や興味関心は、話を広げやすいトピックになります。

例えば、相手のプロフィールに「料理が趣味です」とあった場合:

×「どんな料理作るの?」 →短く答えられてしまい、その先が続きにくい

○「私も料理好き!先日失敗しながらもパエリアに挑戦しました(笑)。〇〇さんは料理で失敗したエピソードってありますか?」 →自己開示をしつつ、相手が答えやすい具体的な質問をしている

この違いは明白です。前者は単なる情報収集ですが、後者は「共感」と「自己開示」に加えて「具体的な質問」があります。特に「失敗エピソード」は誰もが持っている話題で、ユーモアも交えやすく会話が弾みやすいのです。

29歳の美咲さんの体験談も参考になります。「相手のプロフィールに『ドライブが好き』とあったので、『私も運転好きです!先日海沿いをドライブしたら、思わぬ素敵な場所を見つけて(写真)。〇〇さんのお気に入りドライブコースはありますか?』と送ったら、相手も写真付きで返してくれて、そこから地元の話や旅行の話に発展しました」

このように、単なる質問ではなく、自分の体験や感情を少し混ぜることで、相手も答えやすく、話も広がりやすくなります。

写真から話題を広げる場合

プロフィール写真や投稿写真も、会話のきっかけになります。特に旅行写真や趣味の写真は話が展開しやすいでしょう。

旅行写真があった場合:

×「どこ行ったの?」 →単純な質問で、答えも短くなりがち

○「この景色すごく素敵!私も去年〇〇に行った時、同じような場所で...(写真送る)。〇〇さんは旅先でハプニングありました?」 →共感を示し、自分の経験を共有した上で、話が広がる質問をしている

実際、32歳の大輔さんは「相手のプロフィールに京都の写真があったので、『京都いいですよね!私も先月行ったんですが、金閣寺で外国人観光客に囲まれて写真撮影を頼まれまくるというハプニングがありました(笑)』と送ったら、相手も『私は舞妓さんに間違われて写真撮影されました』と返してくれて、そこから観光地でのおもしろエピソード交換が始まりました」と成功体験を語っています。

写真について話す時は、単に「場所はどこ?」と聞くのではなく、その写真から連想することや自分の似た経験を交えると、会話が広がりやすくなります。また、写真は視覚的情報なので、自分も写真を送り返すことで会話に厚みが出ますよ。

話題が続く魔法のフレーズ5選 〜会話を途切れさせない万能表現

会話が滞りそうになったとき、これらのフレーズを使うと自然に話を広げることができます。私自身の経験からも、これらは「会話の救世主」と言えます。

  1. 「それで?」「その後どうなったの?」

シンプルですが効果的。相手の話に興味を持っていることを示しながら、自然に話を促すことができます。

例: 相手「先週、久しぶりに実家に帰ったんだ」 あなた「それで?実家ではどんなことしたの?」

この「それで?」には「もっと聞かせて」という関心が込められています。単純な言葉ですが、相手にとっては「自分の話に興味を持ってくれている」というポジティブなメッセージになります。

  1. 「私だったらこう思うけど、あなたはどう?」

自分の意見を述べつつ、相手の考えも尋ねることで会話のキャッチボールが生まれます。

例: 相手「週末、映画見に行こうかなと思ってる」 あなた「いいね!私だったら最近の○○を見たいけど、あなたはどんな映画が気になる?」

自分の意見を伝えることで、相手も意見を言いやすくなります。さらに、意見の違いがあれば、そこからまた新たな会話が生まれることも。

  1. 「同じような経験がある!」

共通点を見つけると、一気に距離が縮まります。「私も!」という言葉には強力な共感効果があります。

例: 相手「子どもの頃、セミ取りが得意だったんだ」 あなた「私も!ある夏には30匹も捕まえて、親に怒られた思い出が(笑)。一番多く取ったのは何匹?」

30歳の香織さんは「相手が『山登りが好き』と言ったとき、私も趣味だったので『私も!どの山が印象的でした?』と聞いたら、共通の山の話で盛り上がり、結局実際に一緒に登山することになりました」と語ります。共通の趣味や経験は、関係構築の強力な基盤になるのです。

  1. 「逆に〇〇な時は?」

視点を変えることで、新しい話題が生まれます。

例: 相手「休日は本を読むことが多いかな」 あなた「素敵ですね。逆に忙しい平日はどんなリフレッシュ方法がありますか?」

「逆に」という言葉で視点を切り替えることで、会話に新しい風を吹き込めます。これは同じトピックでも違う角度から掘り下げられるテクニックです。

  1. 「今度教えてほしいです」

次の会話やデートへの布石を自然に打つことができます。

例: 相手「最近ハマってるカフェがあって...」 あなた「素敵!今度ぜひ教えてほしいです。私もおすすめのカフェ案内します!」

このフレーズには「また話したい」という意思表示が含まれています。「教えてほしい」は相手を立てる表現でもあり、相手も心地よく感じるはずです。

27歳の健司さんは「相手が『パスタ作りが得意』と言っていたので、『今度レシピを教えてほしいです』と返したら、『実際に作るところを見せた方がわかりやすいかも』と言われ、自然な流れでお家デートが実現しました」と成功例を語っています。

これらのフレーズを状況に応じて使い分けることで、会話は自然と続いていきます。ぜひ自分のものにしてください。

リアルな成功体験談 〜話題の広げ方の実例

実際にマッチングアプリで素敵な出会いにつながった会話の流れを、体験者の言葉でご紹介します。成功パターンを知ることで、自分の会話にも活かせるはずです。

写真のネックレスから深い会話へ 〜28歳女性の体験

「相手のプロフィール写真で、特徴的なネックレスをしていたので、『そのネックレス素敵ですね。何かストーリーがありそう』とコメントしました。すると『祖母からの贈り物なんです』という返信が。それをきっかけに家族の話になり、『私も祖母からもらったブレスレットを大切にしていて...』と自分の話もしつつ会話を続けたところ、家族観や大切にしている価値観の話へと発展。気づいたら3時間もメッセージのやり取りをしていました。その後実際に会って、今は交際中です」

この成功例から学べるのは、「何気ないディテールに注目する」という技術です。服装やアクセサリー、背景など、写真の中の小さな要素に目を向けると、ありきたりではない会話のきっかけが生まれます。さらに、物には往々にして「ストーリー」があります。そこに踏み込むことで、表面的な趣味の話ではなく、価値観や人生観といった深い話題に自然につながるのです。

失敗談から意外な展開へ 〜35歳男性の経験

「マッチング後しばらくやり取りしていて、話が少しマンネリ化してきたとき、思い切って『実は先週、仕事で大きなミスをしてしまって...』と打ち明けました。自分の弱みを見せるのは勇気がいりましたが、すると相手も『私も似たような経験あります!』と共感してくれて、お互いの失敗談や、そこからどう立ち直ったかという話で急に親密になりました。互いの弱さを知ることで、不思議と信頼関係が生まれたように思います。現在交際1年目です」

この事例は「適度な弱みの共有」の効果を示しています。心理学では「プラクティカル・エフェクト」と呼ばれる現象があり、完璧な人よりも、小さな欠点がある人の方が親しみやすく感じると言われています。特にマッチングアプリでは自分の良い面だけを見せがちですが、時には等身大の自分を見せることで、かえって関係が深まることがあるのです。

ただし、重要なのは「適度」という点。初期段階から重すぎる悩みや深刻な失敗談は避け、「ちょっとした失敗」や「面白いミス」程度にとどめておくのがコツです。

趣味の深掘りから共通の世界観へ 〜31歳女性の場合

「相手のプロフィールに『読書が好き』とあったので、単に『どんな本が好きですか?』ではなく、『私は最近ミステリーにハマっていて、特に伏線の張り方が絶妙な○○が好きなんですが、〇〇さんのおすすめの一冊は?』と聞いてみました。すると相手も同じ作家のファンで、『あの作品の○○というキャラクターの心理描写が素晴らしいですよね』と。気づけば文学論から人間観察、心理学的な話まで広がり、知的好奇心をくすぐられる会話が続きました。実際に会ったときも、初対面とは思えないほど話が弾みましたよ」

この例では「具体性」がポイントです。「読書」という大きなカテゴリーではなく、具体的な作品や作家、さらには好きな理由まで踏み込むことで、共通の話題が見つかりやすくなります。また、趣味の話から価値観や世界観という深いレベルまで会話を発展させられると、より強い共感が生まれるのです。

NGパターンと改善例 〜よくある会話の落とし穴と抜け出し方

会話が続かなくなる典型的なパターンと、それをどう改善するかを具体的に見ていきましょう。

一問一答のループから抜け出す

×一問一答パターン: 「趣味は?」「映画」 「好きなジャンルは?」「アクション」 「最近見た映画は?」「○○」

これでは会話が単調になり、だんだん返信するのが面倒になっていきます。

○改善例: 「趣味は何ですか?」 「映画を見ることが多いです」 「私も映画好きです!最近観た中で印象的だった作品はありますか?私は○○で号泣しちゃいました...主人公の○○というセリフに共感して」

改善例では、単なる質問だけでなく、自分の体験や感情も共有しています。これにより、相手も「この映画のこのシーンに感動した」といった具体的な話がしやすくなります。

会話が浅いままで終わってしまう

×浅い会話: 「週末はどう過ごしますか?」 「友達と買い物に行く予定です」 「楽しんでください!」

この会話では発展性がなく、自然と終わってしまいます。

○改善例: 「週末はどう過ごしますか?」 「友達と買い物に行く予定です」 「いいですね!何か欲しいものがあるんですか?私は最近、○○を探しているんですが、なかなか理想のものが見つからなくて...」

改善例では、相手の答えから新たな質問を生み出し、さらに自分の状況も共有することで会話を広げています。

自分の話ばかりになってしまう

×自分語り: 「趣味は料理で、特にイタリアンが得意です。先日もカルボナーラを作って、友達にも好評でした。実は料理教室に通っていて...」(長々と続く)

一方的に自分の話をしすぎると、相手は「返信のしようがない」と感じてしまいます。

○改善例: 「趣味は料理で、特にイタリアンが得意なんです。先日カルボナーラを作ったら上手くいきました(写真)。〇〇さんは料理されますか?または好きな食べ物はありますか?」

自分の話は短めにとどめ、必ず相手に質問を返すことで、会話のキャッチボールが続きます。

話題のタネが見つかる5つの切り口 〜いつでも使える会話のネタ帳

「何を話せばいいかわからない」というときのために、いつでも使える会話のネタをカテゴリー別にご紹介します。これらは多くの人が共感や意見を持ちやすいトピックです。

  1. 季節の話題

その時々の季節や行事に関する話題は、誰とでも会話が始められる万能ネタです。

「今年の夏は暑いですね。こういう日は○○が恋しくなります。〇〇さんは暑さ対策何かしていますか?」 「もうすぐクリスマスですね。子どもの頃のクリスマスの思い出はありますか?」

季節の話題は「今、ここ」の共通体験なので、相手も答えやすく、自然な会話が生まれやすいです。

  1. 小さな悩み

大きすぎない、ちょっとした悩みを共有すると、共感を得やすく、アドバイスもしやすいテーマになります。

「いつもスタバでメニューを選ぶのに時間がかかってしまって...。〇〇さんのおすすめはありますか?」 「最近、運動不足解消のために何か始めようかと思っているんですが、なかなか続かなくて。何かコツとかありますか?」

ただし、健康問題や経済的な悩みなど、重すぎる話題は避けた方が無難です。

  1. もしも話

架空の状況を想定する「もしも話」は、相手の価値観や考え方を知るのに最適です。

「もし1週間の休みが突然もらえたら、何をしますか?私は○○に行きたいです」 「もし宝くじで3000万円当たったら、何に使いますか?」

こうした質問は想像力を刺激し、普段の会話では出てこない意外な一面を知るきっかけになります。

  1. 子どもの頃の話

幼少期の思い出は、人の根本的な価値観や性格を知る上で重要なヒントになります。

「小学生の時にハマっていたことは何ですか?私は○○コレクションに夢中でした」 「子どもの頃の夢は何でしたか?私は○○になりたかったんですが、今思うと面白いですね」

幼少期の話は、相手のルーツや原点に触れることができ、より深い理解につながります。

  1. マッチングアプリあるある

マッチングアプリというプラットフォーム自体について話すのも、共通体験として話が弾みやすいです。

「マッチングアプリ始めて〇か月になりますが、変なメッセージ来たことありますか?私はこんな経験があって...」 「プロフィール写真、選ぶの難しいですよね。私は○○で迷いました。どうやって選びましたか?」

同じ境遇(マッチングアプリを使っている)という共通点があるので、親近感が生まれやすいトピックです。

これらの話題は、相手を深く知るきっかけになるだけでなく、自分自身のことも自然に伝えられる双方向の会話につながります。

会話からデートに繋げるコツ 〜自然な誘い方のテクニック

いくら会話が盛り上がっても、実際に会わなければ関係は深まりません。では、メッセージからリアルな出会いへと進むには、どうすればよいのでしょうか?

盛り上がった話題を拾ってデートに誘う

会話の中で盛り上がったトピックを活用するのが、最も自然なデートの誘い方です。

具体例: 「この前の漫画の話、とても興味深かったです。もっと詳しく聞きたいから、今度カフェでお話しませんか?」 「〇〇の映画、私も気になっていました!良かったら一緒に観に行きませんか?」

33歳の直樹さんは「相手と日本酒の話で盛り上がったので、『実は〇〇に良い日本酒バーがあるんです。今度ご一緒しませんか?』と誘ったところ、自然な流れでデートが実現しました」と語ります。

共通の興味関心からデートを提案すれば、お互いにとって楽しみな時間になりそうだと想像しやすく、承諾されやすくなります。

相手の得意分野をリクエストする

相手が詳しい分野や得意なことを教えてもらう形で誘うのも効果的です。誰でも自分の好きなことや得意なことを共有したいという心理があります。

具体例: 「〇〇さんの料理の話、すごく興味あります。実際に見学させてもらったり、一緒に作ってみたりできたらいいなと思います(笑)」 「〇〇について詳しいんですね!私も興味があるので、今度詳しく教えてもらえませんか?」

30歳の美紀さんは「相手がコーヒーにこだわりがあると話していたので、『私はあまり詳しくないのですが、美味しいコーヒーの入れ方を教えてもらえませんか?』と聞いたところ、『じゃあ実際に淹れるところを見せますよ』と誘われました」と成功体験を語っています。

このアプローチの心理的ポイントは「教えてもらう」という姿勢。相手に主導権や専門性を認めることで、喜んで応じてくれることが多いのです。

時間や場所に余裕を持たせる

デートに誘う際は、相手が考える時間を持てるよう、少し余裕を持たせるのがコツです。

具体例: 「今週末じゃなくても、来週以降でご都合の良い日があれば教えてください」 「場所については〇〇周辺が便利かなと思いますが、〇〇さんの行きやすいところがあれば教えてください」

選択肢を提示することで、相手は断りにくさを感じにくくなります。また、相手の都合や希望を尊重する姿勢を示すことで、誠実な印象を与えられます。

デートの誘いとタイミング

いつデートに誘うべきか、というタイミングも重要です。メッセージのやり取りが何往復も続いた後の方が成功率は高まりますが、あまり長すぎるとオンライン上だけの関係に固定化されてしまうリスクも。

マッチングアプリのコンサルタントを務める田中さんによれば、「15〜20回程度のメッセージのやり取りがあり、共通の話題が見つかっていれば、デートを提案するのに適したタイミング」とのこと。あまり早すぎず、かといって遅すぎない、このバランスが重要です。

会話の達人になるための心理学 〜相手の心を開くテクニック

ここまで様々な具体的テクニックを紹介してきましたが、最後にこれらの背景にある心理学的な原則をいくつか紹介します。これらを理解することで、単なるテクニックの暗記ではなく、応用が利く「会話の知恵」が身につきます。

ミラーリング効果 〜無意識の共感を生む

相手の言葉遣いや表現を少し真似ることで、無意識のうちに親近感が生まれる現象を「ミラーリング効果」と言います。

例えば、相手が「めっちゃ楽しかった!」というカジュアルな表現を使えば、こちらも「めっちゃいいですね!」と返す。反対に、相手が「非常に興味深いです」と丁寧な言い回しなら、こちらも同様のトーンで返すのです。

これは対面でのコミュニケーションでは姿勢や声のトーンでも起こる現象ですが、テキストメッセージでも言葉選びや絵文字の使い方などで同様の効果が得られます。

自己開示のエスカレーション 〜徐々に深める関係性

心理学者のアルトマンとテイラーが提唱した「社会的浸透理論」によれば、人間関係は「浅く広い話題」から「深く狭い話題」へと段階的に発展するものだとされています。

具体的には: ・第1段階:一般的な話題(趣味、仕事など表面的な情報) ・第2段階:個人的な意見や考え(好きな映画の理由、仕事の価値観など) ・第3段階:感情や価値観(人生観、将来の夢、過去の経験から学んだことなど) ・第4段階:深い個人的な話題(人間関係の悩み、人生の転機など)

マッチングアプリでの会話も、この自然な流れに沿うと良いでしょう。いきなり深い話題に踏み込むのではなく、会話を重ねながら徐々に深い話題へと移行していくのです。

認知的一貫性の原理 〜好意の循環を作る

人は「自分が時間や労力をかけたもの」に対して、無意識に価値を見出す傾向があります。これを心理学では「認知的一貫性」と呼びます。

マッチングアプリでの会話に応用すると、相手との会話に時間をかけ、質の高いメッセージをやり取りするほど、「この関係には価値がある」と感じるようになるのです。

逆に言えば、短いやり取りで終わる関係よりも、じっくりと会話を重ねた相手の方が、実際に会いたいと思う確率が高まるということです。

だからこそ、会話を続けるための工夫が重要なのです。

まとめ 〜止まらない会話を作るための5つのポイント

ここまで様々な角度からマッチングアプリでの会話術を探ってきました。最後に、今日ご紹介したポイントを5つにまとめます。

  1. 良い会話はキャッチボール 〜受け止めて返す

良い会話とは一方通行のモノローグではなく、お互いがキャッチボールをするようなものです。相手の投げたボール(話題)を受け止め、少し自分の色を加えて、また相手に投げ返す。この循環が生まれると、会話は自然と続いていきます。

  1. 質問の質が会話の質を決める 〜オープンクエスチョンの威力

Yes/Noで答えられる質問ではなく、「どんな」「なぜ」「どのように」で始まる質問を心がけましょう。質問の幅が広がれば、答えも広がります。

  1. 自己開示のバランス 〜3:7の黄金比

特に初期段階では、自分の話は3割程度に抑え、相手の話を7割聞く姿勢が効果的です。ただし、全く自分の話をしないのもNG。適度に自己開示することで、相手も安心して話せるようになります。

  1. 具体性がキーワード 〜抽象から具体へ

「映画が好き」という抽象的な話題より、「○○というシーンに感動した」という具体的な体験の方が、会話は広がりやすくなります。具体的なエピソードには感情が宿り、それが共感を生むのです。

  1. 相手への関心が会話を続ける原動力

すべての技術の根底にあるのは、相手への純粋な関心です。相手の話に真摯に耳を傾け、理解しようとする姿勢があれば、自然と良い質問が生まれ、会話は続いていくものです。

私の友人は「マッチングアプリで大切なのは、自分をアピールすることより、相手を知ろうとする姿勢だと気づきました」と語っています。確かに、自分の魅力をアピールすることも大切ですが、それ以上に相手への関心を示すことが、「この人と話していて楽しい」という印象につながるのです。

「この人と話していて楽しい」と思わせられれば、自然と関係は進展します。最初の数回のメッセージで「また会いたい」「もっと話したい」と思わせる会話を心がけましょう!